【引用】 歌を通して自分の人生を振り返ったこと自体がめっちゃ尊くて、歌を詠む意味はそこだな、そこを含めて歌だな、という気持ちを詠んだ歌でした。
AIは作品をいっぱい作るけど、私はこの歌から「人間にとって作品はあくまで産物であり、心を掘り当てることが創作の醍醐味なんだ」と教えていただいて、すごくしっくりきました。
俵:その文脈でこの歌を読まれたのは初めて。
すごくうれしいです。
一緒に歌会をやっているホストの子たちが、新人賞に応募しようとたくさん歌を書いてきたんです。
それを目の当たりにした実感として、歌は「副産物だな」と思ったんです。
歌を通して自分の人生を振り返ったこと自体がめっちゃ尊くて、歌を詠む意味はそこだな、そこを含めて歌だな、という
気持ちを詠んだ歌でした。
《創作の醍醐味》
「単一の作品を生み出す」という意味における《創作》は、その「単一の作品」が生み出された時点を終着駅とする。
その終着駅自体はAIに取って代わられうる。
一方で、終着駅ではなく、その終着駅に向かう途中の旅路そのものに価値を置くという意味での《創作の醍醐味》は、AIには代替不可能。
なぜなら、旅路は当人の心の中の蠢きであり、極めて強い当人性を持っているから。それを(AIの学習データとして)当人の外側に取り出してしまったら、その時点で別物になってしまう。
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